フィラデルフィア日記

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Diary. 2014. April 30.Wednesday.

日記。2014年。4月30日。水曜日。

 

● 雨が降っては止み、降っては止む一日だった。大西洋海岸地帯ではあちこちで大変な洪水があったらしい。チャックの判断で、僕たちは通例のシャンティクレア散歩を明日に延期した。

● 半世紀以上前、ほぼ1956’年前後頃の正午だった。

焼け残りになったソウル乙支路3街静香医院門前に、米軍の自動車が止まった。

米軍将校が車から降りて病院に入った。

衆人環視のもと、彼は胸のポケットから小さな写真を取り出して見せた。僕のダーツマス大学卒業写真だった。

母と二人で、その将校は明洞の天主教会に行った。

 当時のロソウル司教通訳のもとで、彼らはお互いを了解することができた。

僕のダーツマス大学の親友がソウルに到着しながらも、僕のことを覚えていてくれたのだ。このことを、僕はその委細を、アーケンソーの兵舎で知った。1956年の話にすぎない。

● シャンティクレア散歩は明日にしたものの、果たして明日は晴れるかどうか?

● 2007年に発行された下記を読み出している。

Don Jordan and Michael Walsh. D. ジョルダン & M。ウオルシ。

White cargo.   The forgotten history of Britain's White Slaves in America.

白い荷物。アメリカに於ける大英帝国による白人奴隷の忘れ去られた歴史。

New York University Press.c2007.

17世紀頃からの英国植民地政策としての”白人”奴隷制度。読みながら、奴隷制度は事実何処にでもあったのだが、何処にも無かったことにしてることに気がつく。前借制度は奴隷制度ではないことにしてある世界が多い。

ただ読みながら、この書の著者がだいぶpolemicalになるのが気になる。

20世紀には読めなかった書。