Diary. 2014. August 3. Sunday.
日記。2014年。8月3日。日曜日。
アメリカで人生の終わりを迎える僕にとって、日本に友人達を持つことは主の祝福だ。
大野のり子さんの「黄土地上来了日本人」は枕元に常に置いてある。
山西省山奥の村人たちの肉声が聞こえてくるから。
● ガザの無差別虐殺がつづく。
「1,650 Palestinians Killed, More than 8,500 Injured, Including 62 Killed and 400 Injured In Rafah, By Israeli Air-Land Attacks on Gaza Strip, as of August 2, 2014」むごい。
● 本日記のコメントに六文銭さんが下記をに書いてくれた:
「 六文錢
永山則夫が獄中で書いた書物『無知の涙』は読んだことがあります。彼は貧困と無教養のなかで、自分が抱いた怨恨=ルサンチマンをどこへ向けていいか分からず、無差別殺人へと至ったのでした。 しかし、刑務所の中で学ぶうちに、自分の考えがいかに短絡的(ショート)であったかを理解した結果書かれたのが上の書です。 ある意味では彼はナイーヴで、自分の置かれた場所から脱出する方法がわからなくて、罪を重ねてしまったのでしょう。」
● 重要な描写だと思った。今更ヘーゲルの独逸観念論でもあるまいが、何処でも人間社会集団の階級化と、階級間の摩擦、暴力摩擦は不可避だという前提を六文銭さんが指摘されていることを感じる。
70年前の社会学講座で覚えた近代社会学も、culture と その member 's statusそして his roleを前提概念とした。
これらの概念は、七十年前からさほど変化していないと思う。
● 新潟の襄が、長岡のPhoenix花火動画HPを送ってくれた。
https://www.youtube.com/watch?
大連でもお盆前後に星が浦の浜辺で花火を毎年眺めたことを思い出した。
七、八十年前の思い出になってしまった。