フィラデルフィア日記

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Diary. 2014. October 3. Friday. 

日記。2014年。10月3日。金曜日。

● Newsweek で現在の米国労働階級白人男性が置かれている環境についての記事を読んだ。1950年から1965年にかけて、米国社会は黄金時代だった。

ことに、高校卒業だけの学歴で社会に出ても、職はふんだんにあったし、大学のディプロマなんて無用の長物にすぎなかった。

●   当時、中流階級と労働階級とは「同義語」とみなされ、その人たちは「労働階級」という呼称を忌避した。僕が当時住んだデトロイト郊外に住む家屋の庭越しには最低二台の自動車が駐車されていたし、おまけに贅沢なボートががGarageの外に放置されてあるのは珍しい風景でもなかった。’

    変化は1970年ごろに表れだした。ダットサンカリフォルニアに上陸した頃だ。

    やがて文化の変遷が著しくなり、所得格差が学歴により顕著になり始めた。大学卒業が要求され、筋肉労働職が消えだした。

女性解放が続き、社会的に女性が進出し始めた。そして、低学歴の主に男性筋肉労働者の失職が始まる。進出する女性のほとんどが高学歴だ。

● 大学学歴のない白人男性の労働階級と学歴のある男性の中流階級が現在でははっきりと分かれてしまっている。そして失業率が前者では以上に高い。それが現実だ。

現在、アメリカが直面する問題だ。