フィラデルフィア日記

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Diary 2014 October 15. Wednesday.

日記。2014年。10月15日。水曜日。

● この数十年のあいだ、半年置きに行き着けの歯科医検診をうけている。

今日もチャックと二人でその定期検診をうけた。

その歯科医さんは12月に隠居することになり、引継ぎのザリス博士が診てくれた。ザリス博士はリトワニア系。

満洲で僕はリトワニアやポーランドからの避難民少年たちと育った。だから、僕たちには仲間意識が残る。

● 六文銭さんが数日前の日記記事について書いてくださった:

”一方では、日本国内の閉塞感に耐えられず、満州で新しい理想を見出そうとした人たちとが混在していたと思います。  その意味では満州は、植民地支配の究極である傀儡国家であるとともに、一方では新しく創生される国家としてそこで何かが生まれるのではないかという可能性を持ったものとしてあったように思います。  トーマスさんが出会われた日本人教師たちは、新しい地で日本本土とは違う価値観をある程度もっていたのかもしれませんね。”

確かにそうだったと思う。

小学校でも、さらに中学校の一部体験でも、僕が師事し心酔した先生たちはほとんど全部独学で、貧困と戦いながら学び資格を取られた"専検”合格者たちだった。

   ☆

彼らが居なかったら、僕はこのアメリカでも、ひねくれものに終わっただろう。