フィラデルフィア日記

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Diary. 2014. April 27. Sunday.

日記。2014年。4月27日。日曜日。20:00記。

日曜日が来て、去った。

● カナダにマイクル・イグナチエフという作家が居る。

近頃あまりおめにかからないが、報道界で三十年前に活躍した、僕の世代の人だ。

              

彼の父も露西亜革命当時、カスピ海黒海に挟まれた南露西亜地域からカナダの亡命した白系だ。日本から露西亜に当時あべこべに亡命した寺島儀蔵さんが住んだトアプセ(Tuapse)やオリンピックが最近開かれたグルジアソーチ(Sochi)の東側にずっと内陸に離れた、キスロヴォドスク(Kislovodsk)温泉村が父親の故郷だった。当時、この地域もウクライナと呼ばれたし、クラスノダール市にちなんでクラスノダール地区とも呼ばれた。キスロヴォドスクの東北には蒙古系共和国がある。仏教国だ。)

イスラエルに移住したロシア・ユダヤの混血青年が昔戦死したら、純ユダヤじゃないというわけで、墓地の外れの異教徒区域に埋葬しようとしたことがあった。憤慨した父親が遺体をクラスノダールの故郷に連れ戻して埋葬したことの思い出が僕にはある。)

イグナチエフさんは母親がスコットランド系の露西亜スコットランド混血だが父親側のことを、

   Miechael Ignatief.

      The Russian Album, c1997

      露西亜アルバム。

として纏めている。

濫読になるが、この本をひねもす読んだ。

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